長崎を、人を、愛する心を育てる
本校では、心の教育の一環として、地域ボランティア活動へ積極的に参加をしています。これにより「働く」ことは「人の役にたつことだ」という意識をもたせ、「社会人」としての自覚の高揚を図っています。文化財の清掃をはじめ、道路の清掃活動、老人ホームなど福祉施設の訪問活動は地域の方々からもよく知られ、国、県、市、その他各種団体からの表彰を受けるなど、社会的にも高い評価をいただいています。このボランティア活動は一人ひとりが生涯にわたり、やさしい心を持ち続けていくことの大切さを実感する場となっています。
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ボランティア活動の熱心さは、表彰モノ!
旧県庁から市役所の間の歩道を掃除する道路清掃は、生徒全員が交代で行なっている本校の名物ともいえる活動です。昭和44年に長崎で国民体育大会が開催されたときに始まりました。当初は緑化推進運動の一環として、「花壇の水まき清掃」という名前で、「公徳心の高揚」を目標に、先輩から後輩へ受け継がれて着ました。名前が変わった今も、公共マナーを守ること、美しい環境がよい心をつくることを肌で感じています。また、地域のみなさまから、「ありがとう」などと声をかけていただけることが、生徒達の何よりの励みになっています。
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女性としての優しさを大切に!
文化財清掃活動は、昭和50年、長崎女子商業学園創立50周年記念行事の一つとして、生徒会の発案によって始められたもので、平成20年に、ついに100回目を迎えました。シーボルト宅跡や、崇福寺、中島川流域を始め、県や市の文化財の清掃を初夏(3年生)、秋(2年生)、春(1年生)に年3回、各学年で分担し、毎年続けて実施しております。長崎を訪れる国内外の観光客の方にも、美しい長崎を見ていただけるよう頑張っています。
部活動単位でのボランティア活動
生徒会や福祉コース(ソーシャルケア系列)、インターアクトクラブなどは、以前から多くのボランティア活動に参加しています。コーラス部は福祉施設でのコンサートを行い、バスケットボール部は車椅子バスケットボール大会を毎年サポートしています。今年は、卓球部が障害者スポーツ大会に、障害者の方とペアを組んで参加したり、吹奏楽部も様々なイベントに参加しました。また他のクラブもその特徴を活かして機会があるごとにボランティア活動を行っています。